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2006年9月 6日 (水)

黄桃

我が家の女性陣は、みんな桃が大好き。・・・・なのに・・・・
桃の肌に触れないのですよ。あの桃の表面を被っている皮の産毛みたいなのが触れないということです。

我が家の女性全員・・ということは、

この、美味しい果物の皮をむく役割って、残る男に任されるわけで・・って、オレジャン!

そう、私しかいないのですね。

冷蔵庫に鎮座まします、大振りな黄桃。
薄黄色の明るいお姿。見た目は果物っていうより、なんか和菓子にあるような形と色。

御丁寧にパックされていますね。

ラップをはがし、手に取ると、その重みは見た目よりもズッシリ。
桃の産毛って、なんか可愛くないですか?
こんなに美味しいジューシーな果肉を包む皮とは思えません。

女性陣は、この可愛い産毛を極度に怖がります。
触れると痒くなるんですと。
うかつに少しでも残してしまうと、唇あたりまで痒くなるらしく、チェックに余念がありません。

特に、顔に緑色のパックを塗ったくってジーッと監視しているSAYAKAさんの目は、その緑色のパックが、まさに戦闘を前にした戦士のディスプレーのようで、油断は禁物です。

「うっほほ、けがついてんがなぁー!!」

って、槍が飛んできそうです。

さて、その産毛を取るために、軽く水洗いします。

そして、まずは震える手に持つナイフを種に対して垂直に入れて、刃を種にそわせてぐるりとまわしこみます。いったんナイフを置き、桃を両手で包むようにしながら、左右反転させると、桃は真ん中から種を境にきれいに二つに分かれます。
球が、真っ二つになる感じデスね。

さらに、その半球を同じ要領で、1/4球にするのです。

熟れた実についているから、種も簡単に取れましたよ。

そして、皮をむくわけですが、桃ってこの皮がきれいに、スルリン★・・っとむけるか、爪を立てるようにして、まるで鼻くそをこそげ落とすようにむくかで気分は天地の差が出ますよね。

スルリン★のあかつきには、訳もなく優越感に浸れます。しかし、鼻くその場合には、気分はくしゃくしゃ。味だって気分に付き合ってランクが落ちるというものです。

この、スルリン★・・を我が家の女性陣は味わうことが出来ないというのは、大きな自覚なき損失です。

今回の、黄桃君は、なかなか皮離れがよく、私はスルリン★の快感を一人で堪能したわけです。

2個分をむくと、中皿にいっぱい。肉厚で香りも良いですね。みずみずしい甘さです。

SAYAKAさんがパックを落とすのを待ちかねて、一気にフォークが桃の果肉に襲い掛かります。

「ウンメェー!!」って、女の子の感嘆符じゃねーだろが!!

上品な桃さん、下品な口でゴメンなさい。

次回はもう少しボキャブラリーを増やし、相応しい感嘆符を、オッタマゲーション・マークに添えつけましょう。

口の中で押しつぶす感覚。ジュワーッと果汁が満ちてきます。ほどよく冷えた果肉は、つぶれた瞬間、細かい無数の網の目が張ってあるのに絡みつく、いやみのないジュースが溶けていきます。

時間をかけてむいたのに、なんと消える素早さよ。

儚いものよのう。

が、しかし・・・

冷蔵庫の中には、「白桃」が待ち構えているのです。

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